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結核検査が必要と言われたら

結核検査が必要と言われたら



BCGを受けた日本人の25%がツベルクリン反応検査で陽性になるそうです。
だからツベルクリンは役立たずで胸部レントゲンをチェックするんだけど、私はBCG接種を証明するものがなかったので、ツベルクリンをされやっぱり陽性になってRespirologist(呼吸器専門医)に紹介されました。

大丈夫に決まってるのにー( ̄- ̄と思って紹介されてから1年くらいほっておいたのですが、患者さん達に接してるんだからはっきりさせとかないとだめですよね。
と思って予約をとって昨日やっと呼吸器専門クリニックに行ってきました。

北米在住の日本人なら一度は通る道かもしれないので、説明を要約しておこうと思います。
ざっと書くと、

★★★

BCGを受けたのならツベルクリンはもう絶対に受けないこと。
一回陽性になったら永久に陽性だし、検査するたび反応が大きくなる可能性がある。
抗体は減っていくので陰性に出ることもあるが、菌が一つでも残っているとまた増殖して陽性になるということもある。
慣れていない医師には、それが結核に感染したように見えるかもしれない。

だから結核検査が必要と言われたら、はっきり「BCGを受けたのでツベルクリンで陽性に出ることは分かっているので、胸部レントゲンチェックでお願いします」と言ってください、ということでした。

北米でBCGをしてないのは、(1)BCGが効くとは信じられていないこと、と(2)感染しているかどうかの検査がややこしくなるから(ツベルクリンが使えなくなるから)だそうです。
なので抗体があっても感染する可能性はあるということになります。

結核は感染しても元気なうちは発症しなくて、体の抵抗力が落ちた時に症状が出るそうです。
だから私のように(A)BCGを受けて、(B)ツベルクリンで陽性が出て、(C)胸部レントゲンで異常なく、咳も急激な体重減少も喀血もない人には
「たぶん感染してないと思うけど100%ではない」としか言えないそうです。

私にできることは、このままにしておいて体調が悪くなったりした時にすばやくドクターに相談するか、万全を期して9ヶ月間(6ヶ月だったかな?)内服治療をするかのどちらか。
ただし内服中は妊娠はしたらいけないし、たまに肝臓を悪くする人がいるということだったので、このままにすることにしました。

ちなみにカナダでは1年に200人くらいの患者さんが出て、ほとんどはお年寄りか移民だそうです。

★★★

ということで、みなさん北米に来る時はBCG接種証明書を持ってきましょう(^ー^)/~

(2005年4月14日の日記)


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